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絵本「夜空と木の妖精」0/7

夜空と木の妖精0


おっとりした、お話しです。

初め、不思議な力を持つ妖精は、巨人の設定だったのですが、

絵を描いて巨人っぽくなかったので急慮妖精に変更しました。

絵は、人数を描く事で楽しそうなイメージをつけたかったのですが、

意味ない人物を描いてしまったりしてしまいました。

親指と小指が逆の人物も描いてしまいました。

絵本「夜空と木の妖精」1/7

夜空と木の妖精1


むかしむかし、星もなく夜は真っ暗な村がありました。

夕方太陽が沈んでしまうと外を歩くことができません。

村の者は毎日神様にお願いをしていました。

ある日の事。村に神様があらわれました。

神様は

【明日、村の中心の一番大きな木のところに私の使いをつかわそう。

その者が満足するご馳走を食べさせてやってくれ】

と告げました。

絵本「夜空と木の妖精」2/7

夜空と木の妖精2


次の日、村の住民が一番大きな木の所にきてみると、

大きな男が木の下に座っておりました。

男は立ち上がると「お腹が空いてる何か食べさせとくれ」と言いました。

そこで村長はまずは私がご馳走をふるまおうと言いました。

絵本「夜空と木の妖精」3/7

夜空と木の妖精3

さっそく村長は年代物のワインと、とっておきの塩漬けの魚やソーセージ、

ハムなどをふるまいましたが、その男はすべて食べ終わると

何も言わず寝てしまいました。

絵本「夜空と木の妖精」4/7

夜空と木の妖精4


次の日、村で一番の世話好きのおばさんが、パンを焼きました。

白いパンやライ麦パン。ぶどうパンにバターロール。

そして野菜たっぷりのあたたかいスープ。

しぼりたての牛乳から作ったチーズやヨーグルトを作って、もてなしましたが、

今日もその男はすべて食べ終わると何も言わず寝てしまいました。

絵本「夜空と木の妖精」5/7

夜空と木の妖精5


翌日、村で一番長生きしているおばあさんが、おもてなす事になりました。

「さあ、何をつくろうかねぇ」

台所を見渡してみると、たまごと牛乳、砂糖と小麦粉、ふくらし粉がありました。

「そうだパンケーキをつくろう」

とありったけの材料でパンケーキを作りはじめました。

「ふくらし粉がおおすぎたかねぇ」

一生懸命作ったパンケーキはフライパンの上で

【ぷう~】っと何倍にもふくらみました。

絵本「夜空と木の妖精」6/7

夜空と木の妖精6


「まぁまぁ、なんて大きくふくらんだこと」

おばあさんが、大きなまるいパンケーキを皿にうつした時、

パンケーキが明るくかがやきはじめましたが、おばあさんは気が付きません。

「あら、もうそろそろ日がくれてしまう」

おばあさんは急いで男のいる木の下へ向かいました。

絵本「夜空と木の妖精」7/7

夜空と木の妖精7

おばあさんが大きな木の近くまできた時のことです。

パンケーキはふわ~りふわ~りと、うきあがってきたのです。

「あれあれ、どこへ行くんだね」

パンケーキはニッコリと笑った男のそばまでいくと、どんどんとのぼりはじめました。

そして、空にうかんで暗い夜をてらしはじめました。

気が付くと男はいなくなり、

おばあさんのパンケーキは夜空のあかりになったのです。

夜空を見上げると今でもまるく黄色くかがやいています。

おしまい