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絵本「目覚ましポチ」0/6

目覚ましポチ_0

今回は最後までほのぼの系です。

沢山のペットのブログを読んで癒されているうちに、

描いてみたくなりました。

親バカ系や、ペットのドジ系や、飼い主の取り合い系など

書きたかったけど思い浮かばず、

やや、子供の絵本寄りに仕上がりました。

中々起きないのに何で??って突っ込みどころ満載な話です><



ちなみに、

ここ20作品「ヴィファール水彩紙(細目)」を

ずっと利用していたけど、今回は「キャンソン紙」に挑戦です。

感触としては、若干ザラザラしていてペンの色が

ダイレクトに伝わりにじみ出ない。

描いてて嫌な感じがしませんでした^^

絵本「目覚ましポチ」1/6

目覚ましポチ_1

朝がやってきて、子犬のポチは目が覚めました。

「ふぁぁぁ。おはよう」

ポチは遊ぶ事が大好き。

朝食よりも顔を洗うよりも先にケンタ君を起こしに向かいます。

「ケンタ君遊ぼうよ。起きて~」

「ぐーぐーぐー」

ケンタ君は起きません。

顔を舐めても、掛け布団を引っ張っても、気持ちよさそうに眠っています。

「起きないなぁ~」

絵本「目覚ましポチ」2/6

目覚ましポチ_2

どうしたら起きるんだろう。

ポチはウロウロ考えていると、部屋のカゴから小鳥が話しかけてきました。

「おはようポチ。どうしたの?」

「おはよう小鳥さん。ケンタ君が起きないんだ。遊びたいのに…」

そう答えると小鳥は、

「私に任せて」

と言い、綺麗な音色で歌いだしました。

ポチもつられて歌います。

「ピーピー」「ワンワン」

しかし、ケンタ君は起きそうにありません。

「起きないなぁ~」

絵本「目覚ましポチ」3/6

目覚ましポチ_3

ポチはトボトボと外に出ると、小川にいるメダカが話しかけてきました。

「おはようポチ。今日はケンタ君と遊ばないの?」

「おはようメダカさん。ケンタ君、眠ってて起きないんだ…」

そう答えるとメダカは、

「起こしてあげるよ。部屋まで連れて行って」

と言いました。

ポチは家にある花瓶を取ってくると、

メダカを入れて、急いで部屋まで連れて行きました。

「いくよ!」

メダカは花瓶の水をお腹いっぱい飲み込み、

ケンタ君の顔めがけて水を吐きました。

ぺちゃっ。

「起きたかな?」

しかし、ケンタ君はぐっすり眠っています。

「ダメだなぁ~」

絵本「目覚ましポチ」4/6

目覚ましポチ_4

ポチはシンミリと地面を見つめていると、ひょっこりモグラが現れました。

「おぅ。こんばんはポチ!」

「おはようでしょ。モグラさん」

「あぁ。オレ夜になると働くから朝は眠るんだ。

それより悩んだ顔してるね」

「ケンタ君と遊びたいのに、起きないんだ…」

そう答えるとモグラは、

「オレに任せな!」

と言い、部屋の床に穴を掘り始めました。

ポチも穴掘りを手伝います。

「よし掘れた!」

2匹はケンタ君を穴の中に運びました。

「暗い場所での目覚めって最高だろ!」

しかし、ケンタ君は更に深く眠り込んでしまったようです。

「あららぁ~」

絵本「目覚ましポチ」5/6

目覚ましポチ_5

「う~ん。起きないなぁ~。 ワサビちゃんにお願いしようかなぁ」

ポチはボンヤリ空を見つめていると、ワシが話しかけてきました。

「おはようポチ。疲れた顔してどうしたんだい?」

「おはようワシさん。ケンタ君ずっと寝てて、今日は遊べないかも…」

そう答えるとワシは、

「ケンタ君を乗せて、ひとっ跳びしてこようか。

 風にあおられて、きっと目覚めるさ」

と言い、ケンタ君を掴むと空を飛び周りました。

すると、

「ふぁぁぁ。おはよう」

とうとう、ケンタ君は目覚めました。

絵本「目覚ましポチ」6/6

目覚ましポチ_6

「やっと起きたか。ポチが遊びたがってたぞ」

ワシはそう伝えると、ケンタ君を地上におろしました。

「ありがとう。ポチと遊んでくる~」

ケンタ君はお礼を言うと、ポチの所に走っていきました。

「おや」

どうやら、ポチは眠たくてウトウトしています。

「なかなか起きなくてごめんね。

 こんな泥だらけになっちゃって」

ケンタ君は、ポチに毛布をやさしくかけ、しばらくすると

ポチはスヤスヤ眠りにつきました。

「おやすみ。今日は夢で遊ぼうね」

おしまい。