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絵本「不死鳥フェニの旅立」0/7

不死鳥フェニの旅立0

漫画家志望の友人が、出だしと終わりのお話を考えてくれました。

2月頃に2ページ?ぐらい描いたのですが、途中やる気を失い、

仕上がるのに4ヶ月もかかってしまった作品です。

鳥は難しく骨格がわからなかったので人間っぽくしてごまかしましたが、

下書きは他の話しより倍弱、時間をかけたので、

けっこう満足いく絵に仕上がりました。

絵本「不死鳥フェニの旅立」1/7

不死鳥フェニの旅立1

ある活火山に死ぬことのない鳥がいました。

フェニ『なんで僕は死なないんだろう。もう何百年も生きてるよ…』

フェニは火山の中でずっと考えてました。

絵本「不死鳥フェニの旅立」2/7

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ある日フェニに渡り鳥が話しかけてきました。

渡り鳥『君いつも同じとこにいるね。暇じゃないの?』

フェニ『いや、生まれた時からずっとここにいるから外の世界なんて知らないよ。』

渡り鳥『そうなんだ!せっかく立派な翼があるのに勿体無い!

良かったら一緒に飛ぼうよ』

フェニ『そっか…僕は空飛べるのか…初めて知ったよ』

渡り鳥『一人だから気付かなかったんだね。さあ行こうか!』

絵本「不死鳥フェニの旅立」3/7

不死鳥フェニの旅立3

フェニ『僕飛んだよ!飛んでるよ!』

渡り鳥『そうだよ!気持ちいいだろう!』

フェニ『渡り鳥くん。あの青くてキラキラしてるのはなぁに?』

渡り鳥『あれは海と珊瑚礁だよ。』

フェニ『海と珊瑚礁!きれいだね。』

渡り鳥『珊瑚は魚や他の海の生物の住みかになるんだよ』

絵本「不死鳥フェニの旅立」4/7

不死鳥フェニの旅立4

フェニ『あっ!海の上に何かあるよ』

渡り鳥『あれ島だよ。大小さまざまな島が沢山あるんだ!君がいた所も島の一つさ』

フェニ『そうなんだ!

あっ!島の中からいろんな色が見えるよ!』

渡り鳥『あれは虹だよ。沢山の水が上から下に落ちている滝のそばで時々見れるのさ。』

フェニ『わぁ。きれいなだね』

渡り鳥『うふふ。夜になると光のカーテンがおりてくる場所もあるんだよ』

フェニ『本当?僕見てみたいなぁ』

渡り鳥『少し遠くまで飛ぶけど行ってみよう!』

絵本「不死鳥フェニの旅立」5/7

不死鳥フェニの旅立5

渡り鳥『だいぶ飛んだね、あの山の中におりて休もう』

フェニ『山?あたり一面真っ白で何も見えないよ。』

渡り鳥『真っ白のは霧だよ。ついて来れば大丈夫さ。ほら!』

フェニ『見えたよ!』

渡り鳥『この山は緑豊かなで、はるか昔人間が住んでいたんだよ。』

フェニ『今はいないんだね。』

渡り鳥『人間は死んでしまったからね。』

絵本「不死鳥フェニの旅立」6/7

不死鳥フェニの旅立6

渡り鳥『君は死なないらしいね』

フェニ『うん、暗い火山の中で暇で暇で死ぬ時をずっと待ってたよ』

渡り鳥『でも、死なないのは気付いてたんだろ?』

フェニ『うん、でももう死にたいなんて思わないよ。

火山の外に一歩出ただけこんなに楽しい事があるなんて知らなかった!』

絵本「不死鳥フェニの旅立」7/7

不死鳥フェニの旅立7

だんだんあたりが暗くなってきました。

渡り鳥『フェニくん。あともう少し飛ぶよ』

フェニ『うん』

フェニ『渡り鳥くん、あれは‥』

渡り鳥『あれが光のカーテン!オーロラだよ!』

フェニ『オーロラ!なんて素敵なんだろう!』

二人は仲良く飛び続けました。

火山の底で毎日暇を持て余したフェニはもういません。

渡り鳥のおかげで生まれ変わる事が出来たのです。

おしまい。